CSS Nite LP37「選ばれるECサイト」参加してきました
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2014年8月16日(土) ベルサール九段 イベントホールで行われた CSS Nite LP37「選ばれるECサイト」 に参加してきました。
このイベントは2014年7月6日に札幌で開催した CSS Nite in SAPPORO, Vol.14「選ばれるECサイト」 の都内での再演版ですが、会場のブッキングの手違いがあった関係で急遽お盆の時期に開催されました。
※フォローアップのシェアは3ヶ月後に一般公開されます。
session:01『基本講演:ECサイトのゴールデン・サークル』鷹野 雅弘(スイッチ)
セッション1は司会も務めている、株式会社スイッチ 鷹野 雅弘さん。
この日の基調講演となる内容で、主に自身がユーザーとして体験したこと(これは全ての講演者も言えると思います。)や、商売におけるゴールデンサークルの考え方を元にテンポ良く進んでいきます。
鷹野氏が実際に購入してみたものの、失敗してしまったものをネタにしたりと楽しめる内容でした。
WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違う | |
セッション内で紹介された書籍。 |
session:02『セレクトショップ型ECサイト運営の裏側みせます』神森 勉
株式会社KDDI ウェブコミュニケーションズの神森勉氏のセッション。
自身が運営するセレクトショップ、OneMe Storeの裏側、試行錯誤の話を聞かせてくれる内容でした。
FANCYのようなハイセンスなセレクトショップがモデルとのことで、次々新しいプロダクトが生まれていく中で、こういうプラットフォームに絞るのも、なかなか難しいと思うのですが日本でも増えていきそうですね。
session:03『いま取り組むべきECサイトのSEO』辻 正浩
株式会社so.laの辻正浩氏のセッション。
SEOのことですが、やっぱり色々興味深い内容でした。
「カツオアルゴリズム」、「狭い分野からでも一位になれる情報を提供すること」、そして今更ながらtitleタグの重要さも思い返してくれる、ECサイトを運営している人にはためになる内容でした。
session:04『「選ばれる理由」、本当にありますか?』権 成俊
株式会社ゴンウェブコンサルティングの権成俊 氏の登壇。
「買ってくれる人を増やす」ということにフォーカスしたセッションでした。
session:05『スマートデバイスにおける、ECサイトのあり方』たにぐち まこと
株式会社エイチツーオー・スペースのたにぐちまこと氏のセッション。
最近はスマホからの購入者の比率がどんどん増えてきていると肌身に感じている筆者なのですが、たにぐちさんの登壇内容はいつも技術的なことを目当てにしている分、楽しみにしていたセッションでした。
ユニクロのサイトを実例にあげながら、スマートデバイスでやっておいたほうがいいこと、またスマホのキャリア決済が増えてきているなどのことに触れた内容でした。
session:06『ECサイトのメールマガジン10の法則』益子 貴寛
株式会社サイバーガーデンの益子 貴寛氏のセッション。
CSS Niteではお馴染みの益子さんの登壇、自身の受け取ったECサイトからのメールなども実例に踏まえて、ECサイトのメルマガ、「HTMLメール」「冒頭にWEBページリンク」「担当者のコメント」と言ったことを重点に置いた内容でした。
session:07『「ECサイトで「もう一度、購入したい!」と思ってもらうための戦略と分析事例』小川 卓
Amazon.co.jpの小川卓さん。
株式会社サイバーエージェント、株式会社リクルートなどでデータマイニングを担当してきた小川さん。
Google Analitycsアドバンスセグメントの内容なども含めて、解析に関して重要なことが淡々と語り続けられます。
最後に印象に残る格言が紹介されていたましので、共有します。
近江商人「商売の十教訓」
- 商売は世の為、人の為の奉仕にして、利益はその当然の報酬なり。
- 店の大小よりも場所の良否、場所の良否よりも品の如何。
- 売る前のお世話より売った後の奉仕。これこそ永遠のお客をつくる。
- 資金の少なきを憂うるなかれ。信用の足らざるを憂うべし。
- 無理に売るな、客の好むものも売るな。客の為になるものを売れ。
- 良き品を売ることは善なり。良き品を広告して多く売ることはさらに善なり。
- 紙一枚でも景品はお客を喜ばせるものだ。つけてあげられるもののない時は、笑顔を景品にせよ。
- 正札を守れ。値引きは却って気持ちを悪くするくらいが落ちだ。
- 常に考えよ、今日の損益を。今日の損益を明らかにしないでは寝に就かぬ習慣にせよ。
- 商売には好況、不況はない。いずれにしても儲けねばならぬ。
運営していく中で売上を意識することは当然なんですけど、どうもネガティブなイメージもついて回りますよね。
チーム内でどれだけ共通意識までもっていけるかが、自分にとっては課題を突きつけられた感じがしました。
有意義な時間ありがとうございました。