Google Analytics 解析数値を乱す(not set)の対処
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仕事の運営サイトや、このブログでもGoogle Analyticsで解析しているが、最近全体的にアクセスが増えてきている印象…。
日によって数値にムラがあっても最初はなんとなくスルーしていたが、ユーザの言語情報を見ると(not set)からのアクセスが異常に多く明らかに不自然。
このままだと正確な解析ができないので、調べてみたその対策を紹介します。
(not set)と(not provided)
言語に(not set)と出てくること自体は正常で、以前からアクセスは少なからずありました。
Google Analyticsだと(not provided)と(not set)があるみたいです。
- (not provided)
- ユーザがGoogleアカウントにログインしてググると、セキュリティの関係(https)で検索されるため、Googleが『教えられない』と解析データが渡さないのが原因で出てくる。
- (not set)
- 対して(not set)はGoogleが解析データが取れなかったアクセスです。 検索エンジンの検索結果のページ以外からが参照元だったり、訪問のときリダイレクト処理などで参照元が取れなかったり、と理由はそれぞれあると思います。
急増した(not set)の参照元を調べてみる
急増した(not set)だったのですが、調べて見るとちゃんとデータが残っています。
Google Analyticsの左メニュー①『行動』の中の『サイトコンテンツ』の②『すべてのページ』を選びます。
解析結果のページが変わり、続いて『プライマリ ディメンション:』の③『その他』を選びプルダウンメニューの④『集客』の中の『参照元』を選びます。
参照元をみてみると見覚えのないURLがたくさん確認する事ができます。
※URLは開かないでください。
ドメインだけを調べてみると、リファラースパムという去年の暮れから猛威を振るっている、最近大流行の新手のスパムらしいです。
リファラースパムの対処
Google Analyticsを標的にしてリファラー情報だけ残すこのリファラースパム。
参照元に現れたURLに飛んでみると、海外の通販サイトなんかに誘導されるようです。
知らないドメインはaguse.で外部にリダイレクトされているかチェックすることができます。
URLに飛ばなければ被害はないかもしれませんが、正確な解析ができないのはとても迷惑、、Google Analytics側でフィルターをかけることで対策ができます。
Google Analyticsの上部ナビゲーション内の①『アナリティクス設定』を選び、左の「アカウント」内の②『すべてのフィルタ』をクリック、「+新しいフィルタ」を選びます。「ビューにフィルタを追加」画面に切り替わりますので順に入力していきます。
③『フィルタ名』に任意の(他者でもわかるような)名前を決めます。「フィルタの種類」を④『カスタム』を選択、⑤『除外』を選んで「フィルターフィールド」のメニューは⑥『言語設定』を選びます。
出てきた「フィルタパターン」に『not set』と入力して、あとは保存すればOKです。
とりあえずはこれで正確なアクセス解析はできるようになりましたが、今後もどんな新手のスパムが出てくるかはわかりません。
解析しながら不自然に思ったり疑問に思った数値の動きがあったら早めに調査することを心掛けたいと思います。