App Storeから撤退した【Sketch 3】Mac App Store版からダイレクト版への切り替えをしてライセンスを取得する
category:web
オランダのBohemian Codingが販売しているSketch 3がMac App Storeから撤退することが表明されました。
既にApp Storeからは取り扱いを終了している状態で、今後のアップデートや新しいMacへのインストールはSketch 3ダイレクト版からの提供となっています。
そこで既存のApp Store版Sketch 3ユーザーはダイレクト版ライセンス取得(無料)する必要です。
今回はApp Store版Sketch 3がインストールされている状態のMacから、ダイレクト版をインストールしbohemiancoding.comからライセンスキーを取得する手順を紹介します。
Mac App Storeから撤退
昨年のPanicのCoda2.5リリース時でも同じようにApp Store版からダイレクト版への切り替えがありましたが、有料アプリ(特に開発者やデザイナー向け)がMac App Storeを去るのはよく目にするように思えます。
開発者や主力ソフトをリリースしている企業にとってMac App Storeはあまりハッピーになれないプラットフォームかもしれません。
This makes me very happy inside. #brandbros @sketchapp @panic. @cabel was this you? Ha. pic.twitter.com/WnvDqcGpgq
— Coby Almond (@cobyalmond) 2015, 12月 1
今回のSketchでは撤退の理由を、
- アプリレビューは少なくとも1週間かかる。
- Sandboxによる機能の制限。
- アップグレード価格を適用できない。
など、tumblrで書かれています。
Mac App Store版からライセンス移行
今まで使ってきたMac App Store版Sketch 3は引き続きアップデートなどのサポートを無料で受けることができます。
手順は//www.sketchapp.com/から最新のSketch.appをダウンロードします。
(画像はMac OS X 10.11.1環境)
zipファイルから「Sketch.app」が解凍されます。
このまま『アプリケーション』に移動するとMac App Store版が上書きされてしまいますので、デスクトップやダウンロードフォルダ上でダウンロードした「Sketch.app」を起動してみます。
すると「Important note for Mac App Store Customers」の見出しでアラートウィンドウが表示されます。
ここにメールアドレスを入力するだけでダウンロードしたSketch 3はアンロックされます。
そしてアンロック用に入力したメールアドレス宛に、「License key for Sketch」のタイトルでbohemiancodingからライセンスキーが掲載された連絡が届いているはずです。
これでライセンスの移行は完了です。
今後はSketch 3ダイレクト版でメニューからアップデートします。
因みに2015/12/02現在、Mac App Store最終版〔ver. 3.4.2(15855)〕と、ダイレクト最新版〔ver. 3.4.3(16618)〕は共存できています。
機能的には必要はないですが、最後のApp Store版をしばらくは残しておくこともできそうです。
新しいMacで使えるのか?
App Store版では新しいMacにも同じアカウントを使って複数台インストールできましたが、ダイレクト版の場合はどうでしょう?
Adobeのようなサブスクリプション方式ではないですがインストールの台数規制みたいのはあるのかどうか?
I want to install Sketch on a new computer
When you move from the Mac App Store, we’ll email your Sketch license to you. When installing Sketch from our website in the future, simply enter this license to unlock Sketch on your new Mac.
Leaving the Mac App Store - blog.sketchapp.com
特にインストール台数の規制もなく、同じライセンスキーを使ってアンロックできるようですね。
今回の表明はアップグレードSketch 4のリリースに合わせたものなのかと予想しつつ、アップグレード版が提供されるならユーザーにとって嬉しいことではあります。
さらなる扱いやすいツールになってくれることに期待。