【レンズ】Industar 61 L/Z-MC 50mm f2.8 ロシア製オールドレンズ 星ボケイルミネーション
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インダスター ロシア製オールドレンズ
星ボケ(ダビデの星)で有名ですね。
ロシア製オールドレンズといえばHeliosなども有名ですが、このIndustar 61 L/Z-MC 50mm f2.8の設計はZeissレンズのそれとは異なるようで、シャープな写りにも定評があります。
市場に大量に出回ったという背景もあることから、割と格安でレンズが手に入るのもオールドレンズの魅力ですか。
ただオールドレンズだけにカビや汚れが全くない状態のものはまず手に入れるのは困難だと思うので、写りに影響がないものであれば良いですが、状態が悪すぎるのも逆にオーバーホールで時間&お金がかかるので、取り引きの時はある程度注意が必要そうです。
仕様
レンズ構成 | 3群4枚(テッサー型) |
絞り羽根枚数 | 6枚 |
最小絞り | f16 |
最短撮影距離 | 0.3m |
フィルター径 | 49mm |
質量 | 約210g |
マウント種別 | M42 |
最短焦点距離が30cmなのでマクロ以外で。
Canon EFマウントで使用
Canon EOS 5D Mark-IV EFマウントで使います、、もちろんMFのみ。
K&F Concept®のアダプターを使用。
K&F Concept® マウントアダプター M42マウントレンズ- Canon EOSカメラ装着用レンズアダプターリング M42-EOS |
シャープな描写
昼間の日差しを使って近所の公園で撮影してみました。
大口径レンズのような重さはないので、気軽に持ち歩きできます。
全てRAW現像、フィルムライクに現像しています。
F値はExifデータに残らないので、覚えているものを載せています。
バラ - (絞り開放)
開放値で撮った季節外れの黄色いバラ、近年のレンズの解像感には及びませんは、輪郭しっかりと写してくれます。
MFでもファインダーからピークが見つけやすく、シビアすぎることもなく使いやすいフィーリングです。
椿
F値確かf8。
背景は畝るような効果もなく、気持ちよくボケてくれます。
星ボケ効果
星ボケ効果はだいたいf5.6あたりではっきりと形が出てきます。
まずは昼間の光で、川面の日光の反射で効果を見てきます。
f8
f5.6
f5,6
f4
f4
f2.8
被写体の構図を考えることなく、前ボケ後ボケも意識しなければかんたんに星ボケは作ることはできます。
ボケメインでなく、被写体を引き立たせるような星ボケの撮り方はまだ模索中です(笑)、、難しい。
作例
日光の光ではなく、夜のイルミネーションで試してみます。
このシチュエーションの方がどちらかというと本領発揮というか、背景がべたっとした暗闇の方が星が映えますね。
イルミネーションを狙って、東京駅の周辺、八重洲、丸の内で撮影しました。
f5.6
f5.6
ピントを合わせた被写体
鳥のオブジェ 玉ボケ
モノクロ 玉ボケ
スローシャッター
撮影してみた感想
星ボケの効果はおまけぐらいに考えて、、それを抜いてもコスパ的に優秀なレンズだなっていう印象です。
単焦点標準50mmのパターンの1つとしてもどうでしょうかね。