Frii Designsのレンズホルダー TriLens™(トライレンズ)を試す - Canon EFマウント
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Frii Design社 レンズホルダー「TriLens™」
Instagramやfacebookの広告でよく見かけていたFrii DesignsのTriLens™が気になってしまい、個人輸入してみた。
注文から1週間程度で日本に届き、メール対応なども素早かった。
ご存じない方の為にこの商品の概要を説明。
Frii Designs社
Frii Designs社はスウェーデンのスタートアップ企業、https://www.friidesigns.com/をみてもわかるように、今のところはこのTriLens™以外に他のプロダクトは扱ってないようです。。
(この2人がキーパーソンだそう。。)
TriLens™
TriLens™はレンズ3つまでを直でマウントできるホルダーです。
これを腰から掛けることによって素早くカメラのレンズ交換が可能となるのです。
今から2年ほど前に初めてクラウドファンディングサイトのKickstarterで登録され資金調達成功(目標:SEK 500,000、結果:SEK 1,307,905)、現在は当社の主力製品になっているようです。
TriLens™仕様
サイズ | 160mm × 100mm × 100mm |
素材 | 高強度スチール、繊維強化ナイロン |
本体重量 | 295g |
最大荷重 | 100kg |
最大レンズ口径 | 92mm |
マウント | Canon EF/EF-s Nikon F SONY E/FE |
価格は$169.99
(2019年9月13日現在)
TriLens™付属品
TriLens – Complete Setの内容から
- 本体(ハウジング) × 1
- ベルトクリップ × 1
- 保護キャップ × 3
- キャップマグネット × 5セット
- 専用ポーチ × 1
特徴
撮影時(特に屋外で動き回る撮影)のレンズ交換をスムーズにストレス無く、且つ肩への負担なども軽減できるTriLens™の細かな特徴は、、
- 素材は高強度スチール、繊維強化ナイロン
- 最大3つまでレンズをマウント
- 100kgの荷重にも耐えられる
- ベルト装着タイプ
- pull & twistでレンズ取り外しの安心設計
- 主要レンズメーカー3マウントで利用が可能
- オートフリクションメカニズム
- レンズキャップ紛失防止
高強度スチール、繊維強化ナイロン製
本体に使われている素材は高強度スチールと繊維強化ナイロンでできており、頑丈且つ軽量化されている。
レンズ、本体のジョイント部はスチール製
ベルトに通すクリップは繊維強化ナイロン製
(しっかりとした強度はあるが、使っていくうちに割れてしまわないかとちょっと心配になる薄さではあります…)
最大3つまでレンズをマウント
シチュエーションに合わせて最大3つまでのレンズを装着可能。
広角、標準単焦点、望遠などその時のシャッターチャンスに合わせた画角で自由に撮影ができる。
100kgの荷重にも耐えられる
歩くときにちょっと気になりそうだが、、超望遠などの長い玉でも大丈夫な作り。
ベルト装着タイプ
腰のベルトに装着する想定で作られているので、首肩への負担は軽減できそう。
pull & twistでレンズ取り外しの安心設計
レンズをしっかロックしてマウント、外す時はボタンを押して捻って外す作り。
本体自体もクリップから外す際はピンを引っ張り上に上げる pull & lift 。
落下の危険性にもしっかり考えられた設計になっている。
主要レンズメーカー3マウントで利用が可能
- キャノン:Canon EF/EF-s
- ニコン:Nikon F
- ソニー:Sony E/FE
(今回紹介しているのが、Canon EFマウント)
オートフリクションメカニズム
動いている最中でもTriLens™は安定を保つオートフリクションメカニズムを採用。
レンズの大きさに応じてハウジングを回転させるのに必要な力を自動的に調整している。
(ここまでアクロバティックなことをしても大丈夫そう!?)
レンズキャップ紛失防止
付属の磁気アーク(5set)を使ってレンズキャップの外側につければ、、、
- レンズキャップがかさばらない
- ハウジングを埃、水滴から守る
- レンズキャップの間違い防止
など使い勝手はさらによくなります。
磁気アークのつけ方は下の動画の00:22〜確認ができます。
ただこの磁気アークは確かに使い勝手がよくなり便利そうなんですが、当方としては第一印象として、、、
- レンズキャップの内側が汚れる -> レンズ自体が汚れそう
- 自前のレンズ全てに付属の磁気アークを装着できない(5setじゃ足りない)
- 全レンズに磁石つけれても、TriLens使わない時はなんかやだ(見た目的に)
と思うところがあったので、かさばりはしますがしばらくTriLensには付属のキャップを使うことにしてます。
使用感(主観)
まだ長時間移動を含めた撮影で使っていないのですが、TriLens™を身に付けてみてどんな風に感じたかを。
長玉もいける
レンズを腰に身につけているホールド感はしっかりとしており、安心感もある。
取り外しも、ボタンや目印の位置さえ掴めばすぐにも慣れてスムーズになることは間違いなさそう。
1.5kg以上ある望遠レンズをつけていても歩き回ってもそれほど違和感なく邪魔にもならない。
テレコンを含めることで用途が増えたり、余計なレンズを買わなくてもよくなるかも?
オートフリクションメカニズム効いている
ハウジングの回転が非常になめらかでスムーズなので謳い文句の通り、自然に重さのバランスをとって重力に従って下に傾きます。
この点も多少無茶な動きをしても気にせず撮影に集中できそう。
心配事
やっぱりベルトを通すときになんども頭によぎるこのクリップが割れてしまわないかっていう心配事。
繊維強化ナイロンで丈夫であるけど、どれくらいの耐久性があるのかが心配になる。
撮影中、ベルトを通すところ2箇所同時に壊れなければ、最悪なレンズ落下ってことにはならないだろうけども。
Frii Design社がクリップだけの販売をしてないのは耐久性はあるっていうことなのでしょう。。
使ってみて
足を生かして動き回ってアングルを常に考えなければならない撮影現場であれば、このTriLens™が重宝するのは間違いないかと。
peak designのCAPTUREでカメラボディも腰にかけているのであれば、TriLens™は腰に装着の一択しかないので、CAPTUREはバッグなどに取り付けることになるでしょう。
好みで単焦点レンズしか使わない人にも有効だと思います。