【レンズ】Canon EF24-70mm F2.8L USM 標準ズーム 大三元レンズ
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Canon EF24-70mm F2.8L USM
今回紹介するのはキャノンの標準ズームEF24-70mm F2.8L USMです。
大三元のLレンズでオールラウンドで使える高画質レンズとして2002年11月に発売されました。
後継機のEF24-70mm F2.8L II USMは2012年9月6日に発売され、色々とupdate(約15%軽量化、防塵・防滴構造、ズーム・画面全領域でも画質向上)されているのが、買い換える機会を見つけられずかれこれ10年近く使っている(Canon EOS 5D Mark-IIの最初のレンズ)のがこのレンズ。
扱いやすいズーム領域に独特の色ノリ、解像度は凄い高いというわけではないが、全領域開放F2.8での(特に望遠端)こってりとした画質などは虜になるとなかなか離れられません(笑)。
AFにも不満なし、長年扱い慣れたのとあれこれ思い出もついてきてそのまま買い換えずに、今年の1月に修理対応期間終了のタイミングの前にオーバーホールをし今でも使い続けています。
仕様
画角(水平・垂直・対角線) | 74° ~ 29° ・ 53° ~ 19°30´ ・ 84° ~ 34° |
レンズ構成 | 13群16枚 |
絞り羽根枚数 | 8枚(円形絞り) |
最小絞り | F22 |
最短撮影距離 | 0.38m (マクロ) |
最大撮影倍率 | 0.29倍(70mm時) |
AF駆動方式 | リングUSM駆動 (フルタイムマニュアル機構内蔵) |
フィルター径 / 使用可能枚数 | φ77mm |
最大径 × 長さ | φ83.2×123.5mm |
質量 | 約 950g (本体のみ) |
発売日 | 2002年11月 |
MTF曲線
レンズ構成
特徴
大三元レンズってことだけあって、使う頻度が多い標準領域、そして単焦点レンズのような明るさと望遠端でのボケ味を持っている、優秀なレンズに間違いありません。
標準ズーム 24mm〜70mm
スマホなどでよく採用されている広角領域24mmから、ポートレートに使えそうな中望遠には少し満たない標準領域70mmまでカバーしているのはやっぱり重宝します。
このズーム領域があると安心できるし、街中などでは自然とどんどん歩いて行って自分の足で写真に収めたい気持ちになります。
交換式レンズカメラの最初の1本としても、後継機よりもコスパが効いているのでお勧め。
全領域開放f2.8
全領域で開放が同じ値、被写界深度画浅いシチュエーションでもフルタイムマニュアルで自分の目を頼りに調整もできる。
望遠端の画は人物を撮るのにももってこいだと思います。
AF性能
AFは遅くもなく早いってこともない感じで、音もそれなりに動作音が出るので、動画をやられる方は1度手にとって確認してみると良いです。
大口径・長さ・重量
大き過ぎるというレビュー内容をいくつか見てきましたが、個人的にはフルサイズのEOS 5Dにしっくり来るの大きさ、存在感のレンズという印象。
1kgに迫る重さ、長さもそれなりにあるので携帯性の面で×な人もいるかも。
ワイド端
建物の広さ、高さを伝えたい時。
テレ端
ポートレートのチャンスも逃さない。
(上の2写真はモノクロ、角度修正、レベル修正程度のRAW現像)
作品例
このレンズで各地を撮り溜めてきた写真をここで紹介します。
(ボディはCanon EOS 5D のMark-IIを使用)
全てRAW現像、写真によって現像の仕上げ方はバラバラです。
インド - チェンナイの民家
モロッコ - シャウエン タジン鍋を焼く男
モロッコ - カサブランカ メディナ(旧市街)付近
モロッコ - カサブランカの街
モロッコ - カサブランカ 市場前
モロッコ - カサブランカ メディナ(旧市街)付近
モロッコ - カサブランカの街
インド - カーニャクマリ
インド - ムンバイのスラム
ポルトガル - リスボン テージョ川
ポルトガル - ポルトの理髪店
このレンズを使ってきて
現在ではこの純正大三元レンズは比較的安価で手に入れることはできますが、お伝えしている通り2019年1月いっぱいでサポートは期限を迎え、メーカーでの修理、オーバーホールはできません。
もし手に入れるならなるべく状態の良い中古品を探すか、責任を持って修理対応してくれるお店を探すことも大切です。
最近では出番は少なくなってきましたが、標準ズームはずっとこのレンズを使い続けるでしょう、、マウントを変えることがなければ(笑)