【レンズ】Canon EF200mm F2.8L II USM 純正の明るく軽い単焦点望遠レンズ
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Canon EF200mm F2.8L II USM
今回紹介するのはキャノン単焦点望遠レンズ EF200mm F2.8L II USM。
発売は1996年3月、EF135mm F2.0L USMと同じく発売から23年以上upgradeしてない単焦点レンズ。
200mmの望遠でありながらF2.8と明るいレンズ。
キャノンEFマウントの焦点距離の長さが同じLレンズで、
など白レンズがあって比べられることもありますが、こちらは黒レンズで比較的軽量で持ち運びもしやすい単焦点レンズ、そして手振れ補正はないレンズ。
仕様
画角(水平・垂直・対角線) | 10°・7°・12° |
レンズ構成 | 7群 9枚 |
絞り羽根枚数 | 8枚 |
最小絞り | F32 |
最短撮影距離 | 1.5m |
最大撮影倍率 | 0.16倍 |
フィルター径 / 使用可能枚数 | φ72mm |
最大径 × 長さ | φ83.2mm×136.2mm |
質量 | 約765g |
発売日 | 1996年3月 |
MTF曲線
レンズ構成
特徴
古いレンズだがシャープな描写、圧縮効果を生かした綺麗なボケが得られるのも特徴。
大口径F2.8軽量
大口径の明るいF2.8であるにもかかわらず、白レンズなどに比べるとコンパクトで周りに威圧感も与えません。
AF性能
フルタイムマニュアル、スピード、音も静かでさすが純正単焦点レンズ。
コスパ良し
MTF曲線も悪くなく、人気はそれほど高いわけではないが純正200mm単焦点は珍しい存在(キャノンの特権)。
現在中古で4.78万ほど、新品でも8.7万ぐらいで手に入るお買い得なレンズ(2019年11月2日現在)。
手ぶれ補正・防塵防滴・反射防止コーティングがない
いいことばかりではなく、このあたりの機能はなし。
取り回しなどに少し気を配ることになるかも。
三脚座
EF200mmは若干フロントが重ためだが、軽いのでなくても良いが三脚座をつけることができる。
サードパーティ製だが、MENGS A II (B) リング式三脚座, EF 70-200mm f/4Lのために特別に設計が安価の割に作りも良く、しっくりきます。
ぴったり。
台座も大きいので持ち運び時に便利。
重さは159g。
硬質アルマイト処理が黒Lレンズといい感じにマッチ。
EFレンズの撮り比べコンテンツ
EF200mm F2.8L IIと同等画角のレンズを撮り比べたコンテンツが多数上がっています。
動画ではありますが、実際の描写を見てみてコストほどの差があるのか参考になります。
Best Canon 200mm Primes Lenses - The SLR Lounge Canon Lens Wars Episode 16
200mm lens aperture challenge- f/1.8 vs. f/2.8- does that extra stop really make a difference?
作例
植物を主に、ヌケの良いシャープな写真を選び並べてみます。
F2.8の開放が多く、三脚・ストロボなし、WBはauto(ボディはCanon 5D Mark IV)、レベル補正程度のRAW現像です。
このレンズを使ってみて
200mmの単焦点は最初はやはり被写体との距離感を取るのが難しいですが、十分に足で距離が取れる場所であれば如何様にも使え、こってりとしたボケも味わえて面白いレンズです。
被写体とのコミュニケーションは物理的に距離が出てくるので、ポートレートなどはその辺りも難しそう、、扱いやすさはやはり135mmや85mmの方が上です。
200mmの長さが欲しく大三元ズームを持参するよりはだいぶ荷物にならずに済みます。
(自分の場合は70-200mmの場合はテレ端しか使わなそうなのと、各画角の単焦点を揃えていたのでこのレンズをチョイスしました)
買って損しないレンズです。