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EOS Webcam Utility macOS版が正式リリース

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4月のベータ版からようやくMac正式版が本日リリース

4月の投稿でも軽く触れたCanon U.S.AのEOS Webcam Utilityベータ版、、Mac対応も長らくベータ版が続いていましたが、ようやく本日2020年11月12日(木)、正式版がリリースされました。

EOS R
(EOS RにEF 28mm F1.8 USMをマウント)

改めて正式版 EOS Webcam Utility 1.0 [macOS] の使い方を紹介したいと思います。

EOS Webcam Utility

CanonのEOS Webcam Utilityは同社のレンズ交換式カメラのEOS シリーズやコンパクトカメラPowerShotシリーズをwebカメラとして使うことができるソフトウエア。

ソフトウエア EOS Webcam Utility

EOS Webcam UtilityをインストールしたMac(PC)と対象のカメラをUSBケーブルで接続するだけで、繋いだカメラをウェブカメラとして活用できる(※マイクは使うことができないので、PC側のオーディオ設定となる)

当然、MacBook Pro内臓のFaceTime HDカメラや巷で安価で売られているwebカメラと比べてストリーミングされる動画の画質は格段に上がります。
レンズ交換式を使っているなら、財産のレンズ達を選んで好みの画角も選べます(オンライン会議や飲み会が用途であれば広角レンズが向いてはいますが。。)

明るい大口径単焦点レンズであれば、サーボAF効かせながら背景を(自然に、キレイに、)ボカシを入れることも、、動画撮影と同じですね。

対象の機種

Rなどのミラーレス一眼、プロ仕様の1D X Mark III、5DだとMark IIIとIV、エントリークラスのEOS Kissも多数対応してます。
(※2020年11月12日現在)

一眼レフカメラ

EOS-1D X Mark III/EOS-1D X Mark II/EOS-1D X/EOS 5Ds R/EOS 5Ds/EOS 5D Mark IV/EOS 5D Mark III/EOS 6D Mark II/EOS 6D/EOS 7D Mark II/EOS 7D/EOS 90D/EOS 80D/EOS 70D/EOS 60D/EOS Kiss X10i/EOS Kiss X10/EOS Kiss X9i/EOS 9000D/EOS 8000D/EOS Kiss X9/EOS Kiss X8i/EOS Kiss X7/EOS Kiss X7i/EOS Kiss X5/EOS Kiss X90/EOS Kiss X80/EOS Kiss X70/EOS Kiss X50

ミラーレスカメラ

EOS R5/EOS R6/EOS Ra/EOS R/EOS RP/EOS M6 Mark II/EOS Kiss M2/EOS Kiss M/EOS M200

デジタルシネマカメラ

EOS-1D C

コンパクトデジタルカメラ

PowerShot G5 X Mark II/PowerShot G7 X Mark III/Powershot SX70 HS

動作確認済みのアプリケーション

ここで重要になるのがチームや仲間内、先方が使うストリーミングアプリケーションが対応しているかどうか、、今のところまだまだ使える範囲が狭いのが現状。

Cisco Webex®※1/Discord※1/Facebook Live/Hangouts™/Hangouts Meet™/Messenger/Streamlabs/Microsoft Teams※1/YouTube Live/Skype※1/Slack※1/Open Broadcaster Software®️/Zoom

※1はMac版でブラウザ(Chrome)からのアクセス、、webアプリだけ動作確認しているとのこと。
まだまだDesktopアプリでは動作しないのもあったり、、これは今後のupdateに期待です。

使い方

使い方も特に難しいことはありません。
以下mac OS 10.15.7環境

https://cweb.canon.jp/eos/software/ewu.htmlでEOS Webcam Utilityをダウンロード。

zipファイルを解凍しインストーラが展開されるので、インストーラを起動。

ここで、

パソコンにEOS Webcam Utility Betaがすでにインストールされている場合は、EOS Webcam Utilityをインストールする前にEOS Webcam Utility Betaをアンインストールしてください。

とありますが、自分の場合インストーラの方で「正式版に更新するよ」みたいな説明が入りました

インストールが完了すると再起動する旨ダイヤログだ出るので、そのまま再起動。

起動したらカメラとMacをUSBケーブルで繋げる。

カメラを[動画モード]に設定、そのほかの設定は↓に合わせる

※最適な設定は、解像度が[Full-HD]、フレームレートが[29.97p](30p)です。お使いのカメラに29.97p(30p)の設定がない場合は、23.98(24p)を選択しても機能します。

アプリ、またはブラウザを開いて設定メニューからカメラ設定探し、EOS Webcam Utilityを選ぶ。
オーディオはPC内臓のままに、、カメラに外部マイクを拡張していてもカメラ側のオーディオ入出力は使えない。。

chrome設定画面だとこんな感じで選べるはず。
chrome設定画面

テストする

FaceTimeアプリなど起動後すぐにカメラが起動するが、カメラ設定ができない。。
かんたんにテストできるサイトがあったので、こちらを最後に紹介します。

webcam-test.com

https://webcam-test.com/

このサイトにchromeなどでアクセス、中央の 🎥 アイコンをクリックするとカメラのプレビューが立ち上がり、その下にchromeで設定選択できるカメラが選べるプルダウンメニューが出てきます。

EOS Webcam Utilityを選択すればカメラからのプレビュー画面が表示されるはず。

接続エラー画面

こんな画面になったら、電源入ってない、USBケーブルに問題アリなどの可能性もあります。

いつも真向かいから映るウェブカムの映像に飽きてきた、、撮影以外でレンズを生かす機会に、、眠っているカメラがあるなら、、このEOS Webcam Utilityを使ってみるのもお勧めします。(勿論Canonのカメラだけです)