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NASにM.2 PCIe3x4 NVMe SSD(2280) 1TB×2 読み書きキャッシュを拡張 - Synology DS1621+ [NAS004]

  category:general

NASシリーズ4回目、、

前回からメインマシンのMacBook ProとNASの間だけですが10GbEでネットワークがつながり転送速度は上げることはできました。

今回はSSDキャッシュ設定、SSDを中間媒体であるキャッシュにすることで、頻繁にアクセスするデータを低レイテンシー、アクセス速度を改善してHDDへの読み/書きの高速化が期待ができる機能。

Synology DS1621+ならデフォでM.2 SSDスロットが2基搭載されているので、ストレージの容量は犠牲になることはない。

DS1621+のSSDスロット

Crucial SSD M.2 1000GB Type2280 PCIe3.0x4 NVMe ×2

使うのはNVMeタイプで1000GBのやつ(こんなに容量必要なのか知らんけど使えるみたいだし)

Crucial SSD M.2 1000GB Type2280 PCIe3.0x4 NVMe ×2

安価なCrucialのやつでamazonで1つ1万円ぐらい。

ドライブを外してさっきのスロットへ差し込んであげる。

DS1621+のSSDスロットにNVMeタイプのSSD M.2をセット

こんな感じで剥き出しだけど直に御目見することは当分ないだろう。。

ドライブを戻して起動、DSM設定に入ります。

DSM(DiskStation Manager)設定

今回このNASはテスト運用段階なので、大事なデータは読み込んでない状態です。
くれぐれもですが、、この記事を参考にされている場合、データのバックアップを取っておいてください。

デバイスがサードパーティであることと、何かしらの不具合がおきらないとも限りませんのでご注意ください。

ストレージマネージャからSSDキャッシュの作成を選ぶ。

SSDキャッシュの作成選択

SSDキャッシュの作成のダイアログが出る、2基搭載したので今回は読み/書きキャッシュを選択します。

読み/書きキャッシュを選択

confirmが出ます、自己責任で先に進みましょう。

confirmダイアログ

RAIDタイプを選択、RAID1の一択です。

RAIDタイプを選択

キャッシュで使うデバイスを選択、対象の2つにチェックマーク。

デバイスを選択

Synologyの互換性リストにないデバイスのためここでアラートが出る、が先に進める。
自己責任で続行。

互換性リストにないためアラート出現

キャッシュの容量の割り当て。
こんなん最大に決まっとるでしょう、と思ったけど、容量MAXはやめた方が良いみたい。

ここ5年ほど業務でSSDキャッシュ付きのNASを運用してきたところ、場合によってはSSDキャッシュがボトルネックとなり、全機能が非常に遅くなる現象が確認できました。

ワークツールスミス - NASのSSDキャッシュが遅い!? 使用領域をディスク容量の半分ぐらいに抑えよう!

SSDというのは構造上、データがいっぱいになってくるとデータの削除と物理的な消去が頻発し、ちょっとした書き込みなのに通常速度よりはるかに時間がかかる、、みたいなことが起こるらしい。

そしてSDDデバイス自体の寿命も短くなってしまうと、、欲張らずに腹八分がいいのかな。

いや、調べてみたら最大容量の50〜70%ぐらいがよろしいみたい。 では間をとって60%にするべ。

全てのBtrfs metadataをSSDキャッシュにピン留めする、、ピン留めってなんだ、わからんが小さいファイルをよく扱いそうなのでチェック。

容量の割り当て

マウント待ち、、そろそろな予感。

マウント待ち

程なく、マウント完了、設定通りで正常な状態に。

マウント完了

ちゃんと認識されている、大丈夫そう。。

完了後のストレージ情報

下の動画のような効果を期待しているんだが、、計測へ。。


速度計測

計測するも前回から何も変わらず、、8k動画の転送も同じく。。

そもそもキャッシュが使われているようなステータスも確認できず。。

経過をみてキャッシュがちゃんと働いている兆候が見れたら(不具合の方も)続編を書きます。

次から残りのベイにもHDを搭載して本格運用をスタートしたいと思います。