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SEAGATE IronWolf 8TB 6ベイをマウント、RAID SHR-2(Synology Hybrid RAID)で初期化、NAS運営の開始 - Synology DS1621+ [NAS005]

  category:general

NASシリーズ5回目、、DS1621+の残りの4ベイ分のIronWolf 8TBが届いたので改めてRAIDを構築し直して本格的に運営を開始したいと思います。

DS1621+にIronWolfをさらに4基マウント

遅れて届いたSEAGATE IronWolf、もうちょっと安価なHDDもあるけど耐久性を信じて6ベイ全て同じスペックで揃える。

SEAGATE IronWolf 8TB

DS1621+の電源を落とし、念のため電源コードも抜いてHDDマウントの作業へ。

DS1621+の残りの4ベイにマウント

マウントしてDS1621+を起動する。

まだこのNASには何もデータを移してない状態なのとHDDの台数が変わりRAIDタイプもSHR(Synology Hybrid RAID)からSHR-2が構築できるのでDS1621+を初期化リセット、工場出荷時状態に戻すことに。

DSMの再インストールとSSDキャッシュをまた作り直すぐらいなので、サクサク進めることができるはず。

DS1621+初期化、再構築

DSMの[コントロール パネル]から、[更新と復元] -> [システム リセット] を選ぶ。

システム リセット画面

警告のダイアログが出るので続行。
初期化はあっさり終わってしまいます(大切なデータはバックアップをお忘れずに)

初期化の警告画面

Synology Assistantを使うか、ブラウザでfind.synology.comと打ってDS1621+が準備完了になっているのを確認する。

DS1621+が見つかったなら、また最初からやり直し、DSMのインストールからまた始まって画面に従って進んでいくだけです(10分程度)

DSMインストール

インストール後自動で再起動が走り、ストレージ作成ウィザードに入ります。

今回はドライブは6ベイなのでSHR-2を選択します、SHRと比べて故障の許容値が1つ上がってます。

ストレージ作成ウィザード1

各ドライブ全てチェック、RAID計算機 ではSHR-2で合計32TBの容量になる想定、、あれ。。

(「ドライブの要件を満たさない2ドライブがあります」はSSDスロットの方かと思う)

ストレージ作成ウィザード2

IronWolfのモデルの下の型番が前回と今回購入で異なるのが気になる。。

ST8000VN004-2M2101
ST8000VN004-CP101

調べたらファームウェアの違いみたい。。

製品互換リストには掲載されているので、多分大丈夫だろうけど、せっかく同じIronWolfで容量も揃えたんだし、ファームウェアも統一してほしかった。

製品互換リスト

NAS初心者なので詳しくはわからないけど、ファームウェアの違いで互換性に差が出る場合もありそうですね、HDDやSSD揃える場合はその辺りも購入前にチェックしておいた方がよさそうですね。

今回はこのまま行きます。

仕上がりは30TBギリギリ行かなそうな感じ。

設定の確認

前回と同様読み書きSSDキャッシュも作成(容量65%、RAID1設定)し初期設定は完了。

SSDキャッシュも作成

と思いきや、バックグランドの最適化というのが走っている、、1日以上かかりそうでNASはその間ずっと何やらファンを回して動き続けている。。

しかもNAS自体を側に置いておくとまあまあうるさい起動音がのべつ鳴っている、、実際作業しているデスクの側に置いておくことはないけど、NASってこういうもんなんだと改めて実感してきた。。

バックグランドの最適化

速度計測

バックグランドの最適化中だけど、RAIDタイプも変わりボリュームの容量も物理的に変わっているので、ここで改めて速度を測ってみる。

NAS計測結果

書き: 1034.3 * 8 = 8203.2Mbps (8.3Gbps)
読み: 1105.8 * 8 = 8827.2Mbps (8.85Gbps)

転送速度は前々回 10GbE化から誤差ではあるが、、

書き込みの後半の謎の転送速度の落ち込みが改善されている。
終始8.3Gbpsをキープしてくれている。

何が原因だったかは不明だがこれでかなり速度が改善されているはず、読み込みは大差なし。

8Kタイムトライアル

8k動画の転送も測っておく。
これも前々前々回 10GbE化から変化なしだったけど、今回は改善があるはず。

8k動画プロパティ

書き込み、15秒
(前々回45秒)

タイムトライアル 書き込み

読み込み、13秒
(前々回13秒)

タイムトライアル 読み込み

書き込みが改善されている、書き込みと読み込みの差がなくなった。
初期化して書き込みの速度のもたつきはなくなった、SSDキャッシュはまだ使用量が溜まってないので、これからヒット率などを見ていく。

キャッシュ使用量

Hyper Backupを使ってデータを外付けHDDにバックアップする

主要なデータが外付けデータからNASへの移行が完了した。
MacBook Proないも出来るだけシステムデータだけに抑え、NASに移せるものは転送した。

DS1621+自体にUSB端子はついているので、データ移行後の空いた外付けHDDをNASシステムのバックアップとして使ってみたい。

Hyper BackupというDSM appが便利そうなので使ってみる。
バックアップ先として使う外付けHDDはDSMからフォーマットをする。

以後DSM上の操作。

パッケージセンターよりHyper Backupを検索してインストール。

パッケージセンターHyper Backup

Hyper Backupを開いて、 + から [データ バックアップ タスク] を作る。

Hyper Backup画面1

バックアップ先に [ローカル フォルダ & USB] を選択。

Hyper Backup画面2

バックアップ先のディレクトリを作成。

Hyper Backup画面3

そのまま進んでいくとバックアップの作成が始まる。
DSMとアプリケーション、共有データだけでまだ4TB未満の容量のバックアップだが1日以上かかりそうな転送スピードでタスクが進んでいく。

Hyper Backup画面4

これで2重でバックアップを定期的にしておけばかもしもって時の対処になるはず。

まとめ

残るは10GbEのスイッチポート待ちだが、当面はNAS ⇆ Macのみ10GbEでルーター間は1GbE接続で運営することに。

TV地上波のNASへの録画、VirtualHereを使ったスキャナーのネットワークかなどはできなさそうな雰囲気。

これで写真現像、動画編集なんかでも使い込んでいき経過を見ていきたい。