『はじめての森山大道。』@ ほぼ日曜日(渋谷PARCO8階)
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展覧会 『はじめての森山大道。』
写真家・森山大道さんの60年におよぶ活動を紹介する展示会が渋谷PARCOの8階ギャラリースペース「ほぼ日曜日」で現在開催されています。
「ほぼ日刊イトイ新聞」主催のこの展覧会の様子をお伝えしたいと思います。
※会期は6月25日(金曜日)までに延長されています
ほぼ日が伝える写真家・森山大道さん
そもそも筆者がGRを使い出したのはGR Digital IIからなのですが、「ほぼ日」にわか写真部という今から13年前のコンテンツ読んでいて、これをきっかけにGRユーザーになりました。
過去に十文字美信さん、菅原一剛さん、梅佳代さん…ほぼ日で紹介されている写真家も多く、写真も写真以外のことも色々と影響を受けてきました。
偉大な写真家の森山大道さんに関しては、もちろん知っていましたし、個展も何度か足を運んだこともありますが、事細かに詳しいわけでもなかったので、インタビューコンテンツなど読んで展示会を通し改めて森山大道さんについて知りたいと思いました。
同じく渋谷PARCO8階のシアター「WHITE CINE QUINTO」で『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道』も上映中。
会場の様子を抜粋
会場入り口で「三沢の犬」が迎えてくれます。
「アレ・ブレ・ボケ」の作品、膨大な国内外のスナップショットを60点以上、写真の展示だけでもかなりのボリュームです。
本人の雑誌の校正紙、雑誌に寄稿した手書きの原稿、またグラフィックデザイナーの経験があるようで自身の絵も展示されています。
写真集や著作も300~500の数ほどあるようで、その中から150冊を時系列で並べていたり、親交のある方々のポートレートなども観ることができる。
とにかく量を撮るということを聞きます。
スナップ写真の撮影風景なども観たことはありますが、森山さんにとって本当に最善の選択がコンパクトカメラであったということを知ることができ、なんか自分のに大してすごく突き刺さるものがありました。
デビュー作『にっぽん劇場写真帖』のポジフィルムをライトボックスで観ることができます。
そしてTVのCMを見て購入したと言われるNkon COOLPIX、実際に使用されているカメラも観ることもできました。
その筐体だけを見ると、初心者とか観光客が使ってそうなイメージしかできないのですが、写ったもん勝ち、、大道さんの今までの言葉や活動を知るとこの選択が腑に落ちます。
持っていた森山大道さんのイメージ
ハイコントラストなモノクロの絵、スナップをとにかく撮りまくる、今までそれぐらいの印象しか持っていなかったのかもしれないが、森山大道さんはご自身の欲望や感性から起こる心の動きみたいなものに、偽りなく素直に向き合えている人なんだと考えさせられました。
ここまでシンプルになれてずっと第一線で活動できている人なんて、どれだけいるのだろう。 森山大道さんのユーモアなところも見ることができたと思う。。
とにかく撮るしかない。
触発されました。。
会場 | 渋谷PARCO8階 ギャラリースペース「ほぼ日曜日」 東京都渋谷区宇田川町15-1 |
会期 | 5月14日〜6月25日 |
時間 | 11:00〜20:00 |
入場料 | 600円(税込) ※小学生以下は無料 |