在宅勤務・テレワークでMacのFaceTimeカメラが突然使えなくなったら確認すること
category:general
ビデオチャットの需要が突然増えた
新型コロナによる外出禁止の影響でビデオチャットの需要が増えてきてます。
在宅勤務やオンライン飲み会など、当サイトの管理者もこのタイミングで使い始めました。
Webex、ZOOM、Google Meet、Slack、Workplace…よく使うアプリはこの辺りで基本メンバー達の環境に合わせることが多いですが、アプリによっても通話の品質やラグ、同時通話の制限、セキュリティ、背景設定の有無など異なります。
そしてカメラはMacBook Pro内臓のFaceTime HDカメラを使用しており、スタンドアローンで起動するもの、ブラウザごしのhtml5で動くものとこの辺りも分かれるところです。。
先日、いつものように業務でGoogle Meetのミーティングに参加したらカメラを認識しない症状に。。
その場では音声のみの参加で通し、そのあと設定を少しいじって認識できるようにしたが使い慣れてないMacBookのインカメラ、同じような症状が出ることも多そうなので認識するまでのやることをここまとめてみた。
(参考にされる場合は自己責任で行ってください)
ChromeかMacBook自体か
(使用するブラウザはChromeであることを前提で説明してます。)
上記で触れた通り、アプリによってブラウザ上で動くものとアプリ単体で動くものの2種類として大きく分けることができる。
後者の場合は恐らくMacBook自体がカメラを認識していない場合で、この場合は前者のパターンの不具合も起こる。
Google MeetのようにChromeから動かせるWebアプリの場合は、まずChromeの設定を確認する必要がある。
1.Webアプリの場合 - Chromeの設定から
(Webex、ZOOMなどの専用アプリが起動するパターンの場合はこの項目はスルーして2.MacBook自体がカメラを認識しているか確認するへ)
Google Meetやハングアウトの場合はChrome上で起動するので、ブラウザのChrome自体の設定がカメラを使えない状態になっていることも考えられます。
まずChromeの設定でカメラを使える状態にする。
(Chrome for Mac ver. 81.0.4044.129(Official Build))
設定画面の プライバシーとセキュリティ
-> サイトの設定
へ。
サイトの設定
-> 🎥カメラ
へ。
カメラ
の項目で
アクセスする前に確認する(推奨)
がonになっている(ブロックになっていない)ことを確認- プルダウンメニューの中が使おうとしているカメラの名前がちゃんと表記されている(選ばれている)ことを確認
この2点を確認してください。
使える状態であれば、初めて訪れたサイトであればカメラが動き出す直前にアラートが出てきて許可するかどうか聞いてくるので、許可を選びましょう。
選ぶことで、許可
のところに許可したサイトのURLが、ブロック
には先のアラートでブロックを選んだサイトのURLが表示されます。
1度許可/ブロックも、この画面で候補のサイトを削除すればまた許可/ブロックできます。
プルダウンメニューにカメラ名がない
この場合は、まずMac OS側でカメラへのアクセスを許可していないことも考えられますので、Macの システム環境設定
-> セキュリティーとプライバシー
を選択。
(macOS Catalina 10.15.4)
プライバシー
のタブを選択、左のアイコンのカメラを選んで、Chormeにチェックが入っていることを確認。
入っていなければ、左下の🔒カギマークを選択してカギを外してからChromeにチェックを入れます。
(パスワードを求められたら、macのパスワードを入力)
ここまでやってみて、もう1度Chromeの方でカメラが認識されてなければ、次の項目に写ります。
2.MacBook自体がカメラを認識しているか確認する
Macのシステム環境設定
-> セキュリティーとプライバシー
で該当するアプリにカメラアクセスへのチェックが入っているのにまだ認識されないようであれば、何かの不具合がおきMacOSがインカメラを認識できていないことになります。
故障の可能性も考えられますが、その前に1つだけ確認する作業が残っています。。
MacOS自体がカメラを認識できているか、確認してみます。
画面の左上の appleのマーク
からこのMacについて
を開きます。
下のシステムレポート...
をクリック
ハードウェア
> カメラ
にカメラの名前が出ているかを確認。
カメラ名が出ていなかった場合
カメラ名が出てないということは、認識されていないということになります。。
ただ、まだ故障と判断するには早く、これから行う作業を1度試してみます。
(当方もここまできて、この作業で復活しました)
ディスクユーティリティでFirst Aidを行う
First Aidとは…
選択したボリューム、コンテナ。またはデバイスのパーティションマップないのエラーを検出し、修復します
とポップアップで説明が出てくる通り、MacOSのストレージに関わるトラブルを修復する標準ツールです。
何らかが原因でシステムがハードウェアのカメラにアクセスが行えてない(カメラの物理的な故障でない)可能性があるため、このツールで確認->修復ができるのです。
First Aidは『ディスクユーティリティ』というアプリケーション(Mac標準アプリ)から行います。
開いたら、該当するボリュームを選んで🩺First Aidのアイコンを押下、アラートが出るのでそのまま進めます。
特に他に問題のないボリュームであれば、1分もかからないかと思います。
診断が終わると、logに修復したようなメッセージが残るかと思います。
Macを再起動して、システムレポート...
を見るとちゃんとカメラが認識されるかと思います。。
もしここまできてもまだ使えない(認識されない)のであれば、恐らくWebカメラ自体の故障が考えられるので、別途カメラを用意することをお勧めします。
脱線、一眼カメラをWebカメラとして使う
余談ですが、普段使っているCanon製の一眼レフやミラーレスをUSBにつなげてWebカメラ化させるソフトが公開されたようです。
キヤノンUSAがベータ版としてリリースしたようですが、、さすがキャノンです。
まだWindowsのみの対応ですが、追々Macにも対応していくようなアナウンスはされています。
折角沼にどっぷり嵌っているのだから、Webカメラもお気に入りのレンズでボケ味をいかした解像感のある画質でオンライン飲み会をしたいものですw
音声は外部入力が必要、フレームレートなどに制限があるようですが、いち早くMac版のリリースを望みます。
(EOS R対応)
Canon U.S.A., Inc.|EOS Webcam Utility
https://www.usa.canon.com/internet/portal/us/home/support/self-help-center/eos-webcam-utility/
こちらの投稿も是非。。
EOS Webcam Utility macOS版が正式リリース